2013年1月16日水曜日

石狩挽歌 No,2


海猫(ごめ)が鳴くから ニシンが来ると
赤い筒袖(つっぽ)の やん衆がさわぐ
雪に埋もれた 番屋の隅で
わたしゃ夜通し 飯を炊く
あれからニシンは どこへ行ったやら
破れた網は 問(と)い刺し網か
今じゃ浜辺で オンボロロ
オンボロボロロー
沖を通るは 笠戸丸(かさとまる)
わたしゃ涙で ニシン曇りの 空を見る



この曲を作詞した「なかにし礼」一家は満州から引き上げるとこの近くの「朝里」で「ニシン漁」を始めるが間もなく事業に失敗し、一家離散となる。

「沖を通るは笠戸丸}
実際にブラジルへの移民を運んだ移住船だったがその後はニチロ漁業が魚の加工船として使用するが、終戦まじかに撃沈された。

この河口はそんな歴史を見ているのです。









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